名刺の表側には顔写真があり、その他会社名からメールアドレスまで
ぎっしりと書き込まれていて、裏面には地図が目一杯掲載されている名刺は
受け取った人がそこになにかメモをしたい時に不便なものなのです。

名刺を受け取ってそこに何かメモをする人は多いのです。
例えばその名刺の主といつ会ったかと言う日付けなどをメモります。
ですから、名刺にはある程度の空白が欲しいものです。

また、空白があればいざと言う場合には仮の覚書や借用書、
領収書などの役目も果たすことができます。

腹八分ではありませんが名刺にも少し余白があると
何かと便利なものなのです。

仕事をしていると大勢の人と会いますし、その度に名刺を交換しますが、
常にコンタクトをとる相手の名刺はあまり名刺入れには入れておかないものです。
相手の電話番号などはいちいち名刺を見なくても憶えているからです。

しかし、名刺入れには自分の名刺を入れていますから常時携帯しています。
つまり、財布と名刺入れはいつも持ち歩くでしょう。
そこである人は名刺入れにも多少のお金を入れておくのだそうです。
それは財布を取り出すよりも名刺入れを取り出すほうが簡単だからとのことです。
確かに千円札を1枚名刺入れに入れておくと切符を買ったりする時に便利なのかも知れません。

名刺入れには自分の名刺が沢山入れてありますから、
その名刺入れを落としてしまったらすぐに交番に届けるようにしましょう。

善良な人に拾われたらその名刺入れは戻ってくるでしょう。
他人の名刺を悪用する人も居ますから身に覚えのない請求書などがそのうちに来るかも知れません。

そのような時に交番に紛失届を出しておけばそれが自分の名刺を他人が使ったという
証拠になりますから、トラブルになった時に申し開きができます。
もし、交番に紛失届を出していないと、このような説明をすることが難しくなり、話がややこしくなりかねません。

会うとすぐに名刺を出して挨拶をする人がいますが、
以前官公庁の事務所をクライアントにしていた会社の社長は、
事務所に行くと貴名刺受けにお辞儀をしながら自分の名刺を丁寧に入れていました。
名刺受けですから勿論相手の顔は見えません。

そして、それから事務所内の部屋に入ることができると、
全部の机に向かって名刺を置いてまわりました。
相手の人は忙しく仕事をしていますから口はききません。

そして、大きな部屋では何十枚もの名刺を机の端に置いていきますから、
下手をするとその事務所でご挨拶した名刺の枚数は100枚以上になります。

俗にこのような営業を名刺営業と言うようです。

会社を設立して仕事を始めてから名刺を使うのは様々な目的があります。それは自分の会社の売り込みが第一なのですが、同時に人付き合いの第一歩でもあるのです。例えその場で仕事に結びつかなくても、というよりはそんなに簡単に仕事に結びつくことはありませんが、とにかく小まめに名刺を配るべきでしょう。特に官公庁などの場合は名刺でのご挨拶が大切になります。官公庁で働いている役人はその役職が名前のようなものですから、その仕事場から離れると別の名前になります。しかし、以前の役職の時に受け取った名刺を捨てたりはしないようです。そして間接的にその名刺の主との人付き合いがあるのです。

良くあることですが、あまりにも沢山の名刺が名刺フォルダーにあると、例えそれが業種別などに分類してあっても、時が経つとその名刺の主の顔が思い出せなくなるものです。それは名刺を受け取った時にその相手のことがそれほど重要だとは考えていないこともあるでしょう。まあ、受け取っておこうという程度の気持では無理もありませんね。そうするとしばらくすれば名刺を見て、はて、この名刺はどうしてここにあるのだろうかなどということになりどうしても名刺の相手が思い出せないことは良くあることです。もしかするとその相手の人も貴女の名刺を見て同じ思いをしているかも知れません。

名刺はかなり以前から誰でもが作れるようになりました。そして、名刺を作る際の法的な制約はありませんから、世の中には様々なタイプの名刺が氾濫しています。自分で名刺を作ろうとする場合はパソコンで簡単に出来ます。ウィンドウズではややきついのですがマックであれば簡単なソフトとスキャナーがあればカラーでも写真入りでも簡単です。ただし、名刺の役目は後日連絡をとりあうのが主な目的ですから、あまり小さな活字では実用的とは言えないでしょう。そして、その名刺を受け取った人に自分を人目で理解してもらえるような工夫をしたいものです。後でこの人は誰だったかと考えてしまうような名刺では効果がありません。

社会に出ると、名刺交換から挨拶が始まります。
マナーを守って失礼のないように心がけたいですよね。
いくつか名刺交換のマナーをご紹介します。

名刺を出す際には必ず立ち上がって!(取引先に伺った際、座って待っていた場合でも立ち上がる事)
当たり前ですが、必ず相手から読めるように名刺を出します。
両手で差し出し、両手で丁寧に受け取ります。

相手の名刺を受け取る時には「頂戴します」といいながら両手で受け取るのがポイント。
もし難しい名前で読み方が分からなかったらその場で確認しても構いません。
いただいたビジネス名刺は、商談中は名刺入れの上に置いておきましょう。